山の眼玉 / 畦地梅太郎
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。
「山男」をはじめ、一度見たら忘れない、
茫洋としながらも力強く、
優しい山の絵画を遺した畦地梅太郎。
主に戦前から戦後間もない頃の山歩きの記録です。
乏しさ、不便さが当たり前だった時代の、
それでいて、おおらかな心豊さもあった山旅の様子が
伝わる温かい文章も私には心地良いのです。
長距離移動に時間のかかる時代に、
よくこれだけの山を走破したものだと感心させられます。
それにしても、この本のイラストが多すぎます。
梅太郎ファンの私には嬉しいやら楽しいやら、感無量です。
巻頭の版画は山男の他に燕、石鎚山、涸沢等、
山の魅力をシンプルに描いた風景版画が特に素晴らしい。
古きよき時代と色あせないイラストが本に詰まっています。
畦地梅太郎の書籍は12冊、
紹介中です。
ぜひチェックしてみてください。