ひとりでやまにいったケン /
福音館書店 / 1961年8月1日 /
190x260mm / 20ページ /
ソフトカバー / 3,850円
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
2015年、
串田孫一氏の
生誕100周年。
その展覧会が開催されました。
彼はこの地に住んでいました。
平日に日中でしたので
来館者も少なく、
ゆったり見学。
そこでガラスケースに
大事に収められていたのが
この絵本。
彼のイラストには慣れていましたが、
カラーの山の動植物には
ずいぶん、こころ動きましたね。
当時、なかなか手に入れることが
出来ず、ジクジクしていましたが、
職場近くのデザイン書専門古書店で
発見。
手にとって、想像通りというのは
そう多くないのですが、
ヤケや傷みも含めて、
気持ちよく受け入れられました。
そんな絵本です。
友だちから弱虫とからかわれていたケンは、ひとりで山小屋へいくことにしました。夜になってようやく着いた小屋はぼろぼろで荒れていました。翌日から山での暮らしを始めたケンは、森の鳥やリス、ウサギやカエルなどの動物たちとの交流を通して心細さをのりこえ、たくましさを身につけていきます。山の随筆家・詩人串田孫一による絵本です。