Plates and Dishes: The Food and Faces of the Roadside Diner / Stephen Schacher
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。
まだまだ、
原宿が静かだったころ、
1986年ころでしょうか。
行きつけの洋食屋「ウイーン・ボンボン」。
バクダンという料理、
ゆで卵を薄肉で巻いたもので
好物でした。
どう見ても
店内はきれいではなくて、
女性陣はいつも及び腰でした。
でも、元オーストリア大使館料理長の
作る料理は想像以上に美味でした。
味で勝負ということです。
惜しいのは
店内に目に見える物語が
無かったのが残念なことでした。
昔から
ダイナーに憧れていました。
アメリカン映画、TVの影響は間違いありません。
いま見ると、
健康的とは言えない料理が並びますが、
その店の床、壁、天井、テーブル。
すべてがカッコイイと決めつけていました。
現在は
どちらかというと、
ナチュラルで
チープなフレンチ家具、雑貨に好みは
変化してきました。
でも一皮むくと
アメリカンな
いい意味での大雑把な、
大量生産な、
ものたちを
了解している自分がおります。
本書は延々と
脂っこい料理が続きますが
本当はその周りの景色に
私は反応してしまうのです。
調味料、
額装された星条旗、
いろんな置物、
使い道不明の電化品、
Tシャツ、
などなど。