スター・クラシック イエスタデイ&トゥモロー / ジェレミー ハケット (著, 写真), 長谷川 喜美 (翻訳) は既に、手元にないのですが、良書なのでご紹介します。
1990年に日本にやってきた英国ブランド「HACKETT」。
気に入って、猛烈に買い込んでいました。
学生時代から
アメリカン・トラディショナルに傾倒していました。
でも、
気に入ってしまったのです。
細身のシルエット、
ダブルカフスのシャツ、
美しいVゾーン、
質の良いブラックシューズ、
選び抜かれたスーツ。
あるべき「男の服」を示すハケットは
ミニマルな品揃えで
納得できる買い物ができるブランドと
当時、確信しました。
無地の紺&グレイ、
ストライプの紺&グレイ、
片手で足りるほどの
スーツがあれば
ビジネスには充分と言い切る
姿勢は大いに共感できるものでした。
「足るを知る」というのは
とても難しいことですが、
楽しむということ含めれば、
もっと難しくなってきます。
高価なものは少量で、
安価なものは
少し贅沢に
そして、
最後まで大事に
手間をかける。
振り返ってみれば、
こんな破綻しない
揺らがない信念を
勉強させてもらったように
思います。