本まるさんかくしかく Blog

古書販売の「本まるさんかくしかく」のオーナーブログです。 見た目の良さにこだわって、少し不思議だけど素敵なビジュアルの古書を趣味で集め、 気づけば、数千冊に。今では販売するまでになりました。ここで個人的な感想とともに 古書をご紹介していきます。

サヴィル・ロウ

Savile Row(サヴィル・ロウ) A Glimpse into the World of English Tailoring / 長谷川 喜美 エドワード・レイクマン (写真) / 万来舎2012 / Softcover 290x216mm 160p
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。

 

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世界で唯一無二「紳士服の聖地」とよばれるサヴィル・ロウ。
ファッションやトレンドを超越し、
世界中の男たちを魅了し、
永遠に生き続けるスタイルがそこには存在する。
英国王室御用達に輝く老舗から、
新進気鋭の新しいテーラーまで、
時代の流れの中で大きく変貌を遂げるサヴィル・ロウの実像を、
現地取材を通じて映し出した、
日本初のヴィジュアルブック。

 

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初めて、
この通りを通り過ぎた時は
意味もなく、ドキドキ、舞い上がっていました。
当時、「HACKETT」という英国ブランドに
はまっていたので無理もないのですが。


サヴィル・ロウを
こんなに手軽に理解できる本は
いままで無かったので
喜んで手に入れました。

 

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当然、サヴィル・ロウは私のような庶民には
無関係な場所なのですが、
本書で身勝手な自分の知識の洗濯が
できました。


ただ、同時に
私は「HACKETT」で
“足るを知る”を着用術や
大事に着用し続ける思想、
流行へ寛容さは
既に学べていたと分かりました。

 

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紳士服に限らず、
守り継続された思想を
今の時代にマッチさせる新人たちが
ロンドンには
たくさんいるのでしょうね。


そうは言っても、スーパーが幅を利かせ、
フォーマルのレンタルショップが賑わうロンドン。
ロンドン市民のほとんどが縁のない通りというのが
事実ですけど。