PROVENCE NOIRE / Andre Verdet, Gilles Ebrmann
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。
「フランス装幀」とは
本来はアンカットのままで、切り開きながら、
読み進めるタイプの装幀らしいのです。
実物はみたことはありませんが、
ご紹介する本書は「仮フランス装」の本です。
表紙を折り返しているため、
普通のペーパーバックよりも表紙に
厚みがでて、
手に取った時の程よい硬さもでて、
少し高級感を感じるのが特徴です。
各ページも紐止めされていて、
本当に捲りやすいのです。
プロヴァンスは中世の面影。
地中海性型の気候、
ラヴェンダー、ローズマリー、タイム
カマルグのデルタ地帯、
ブイヤーベースの港町マルセイユ、
そして、狭い入江のカランク。
あえて、近代的なものが撮影されていない写真集は
中世に時空移動した感がたっぷり、味わえます。
もしかしたら、
プロヴァンスなら「フランス装幀」の工房も
数件は残っているかもしれませんね。
