Riding the Rails / Michael Mathers /
Gambit / 1973年 / 260x224mm /
136ページ / hardcover /
6,000円+600円=6,600円
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
貨物車に飛びのって、
旅にでる。
という写真集。
なんだか、
「スタンド・バイ・ミー」や
「オン・ザ・ロード」的な?
なんて、
思ったら、
大間違いでした。
登場するのは
おじさん、というより
おじいさんといった方が正しいほど。
夢とか冒険とは無縁で、
なんだか、
物悲しさとか、
孤独感さえ感じてしまう。
でも、全米を移動し続けている。
そこんところの理由は、
巻末の放浪者自身の会話を
読まねばなりません。
それでも、
この放浪する男たちを
絵になるものにしてくれているのは
鉄道じゃないか、
そう、
主役だということに
気づくのですよ。
意外に素早く。
でも
「放浪」とは
あてもなくさまよい歩くこと、
と辞書にはありますが、
もしかしたら、
かれらを放浪者といったのは
間違いかもしれないと、
不思議なことに
思い始めてきたのです。