Stone and Man: /
A Photographic Exploration /
Andreas Feininger /
Dover Pnblications、New York1979 /
235x272mm / 128p / 106plates /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
本書は、
石と人類の親密な関係を
明らかにするための写真の旅とも
いえるようです。
106枚に及ぶ写真は、
メガリス、
ローマの道路、
エトルリアの壁、
ゴシック様式のアーチ、
彫刻された人物など、
先史時代からルネッサンスまでの
有名な建物はもちろん、
忘れ去られていた記帳な石造建築をも
撮影できたそうです。
アンドレアス・ファイニンガーは、
アメリカを代表する、
報道写真家ですが、
ライフ誌のカメラマンになる以前は
ル・コルビュジエの事務所で
建築家であったようです。
本書が写真集以上のものになった
大きな理由もその建築家目線は
無関係ではないのかも。
石の家に住まない私は
本書の学問的な価値に
さほど興味が湧きませんが、
プリミティブな
石のフォルムや造形の
逞しさ、力強さには
圧倒されます。
ニューヨークを
男前に
厳格に
撮影した彼の写真に
ぞっこんの
自分には
そう
思えました。