LIMA PERU /
mario testino /
Damiani Editore 2007 /
Hardcover 241x349mm 224p /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
マリオ・テスティーノ(Mario Testino,)は
ペルー出身生まれで、
イギリス在住の写真家です。
彼はリマの混沌を
肯定的に捉えているようです。
それは。
芸術、パレード、宗教、性別、
サッカー、市場の生活、建築、
インテリア、ブルジョアジー、
ティーンエイジャー、兵士、
サーファー、司祭、闘牛、
花嫁、ホステス、街頭販売、
ウェイター、アーティスト、
ダンサー、ミュージシャン。
ショーケースの中の
太陽でさえ、愛する人々。
振りそそぐ日光が
彼らを高揚させるのでしょう。
行儀が良い、
整然としている、
ゴミがないとか、
都市の褒め言葉として
よく出てきますが、
リマはそれとは
無縁のようです。
褒め言葉の外にこそ
街や都市のいいところが
多いとも
思うのですが。。
なにか匂うぞ、
この街は。
みたいな。
混沌とカメラマンは
愛情をこめて、
評していますが、
ここにある強烈な色彩が
それを余計、
恐ろしく増幅しています。
ヨーロッパ風な街並みや文化は
太陽な人々と混ざり合うと、
こんな写真になってしまうのですね。
ペルーというと
数十万人といわれる
日系移民の国という
情報ぐらいしか、
持ち合わせていません。
それでも、
この一冊だけで
腹一杯な気分です。