山の組曲 / 串田 孫一 , 畦地 梅太郎 , 内田 耕作 / 創文社1961年 / 188x142mm 82ページ / hardcover
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。
9人による9つの随筆、彩画や版画、
そして写真とともに、
それぞれ好みの題目を分担して
山に対する思いが表現されています。
この本は「山のABC」という名著の
延長の形でできているようです。
「山のABC」の1~3 は持っています。
でも、
こんな本があったことは知りませんでした。
サイズが小さくなったことで、
写真にしろ、
彩画にしろ、
版画にしろ
密度が上がったのでしょうか。
ページも
はちきれんばかり状態です。
大事にしています。
ちいさな本は好きですね。
普通の本でも
大きいわけではありません。
でも、手のひらに乗るサイズが
小さいと決めています。
たしか
江戸時代の
琳派画家:鈴木其一の
巻物(幅10cm)に
雄大な山々、
ちゃんと奥行まで
感じてしまう作品が
ありました。
大きなものを
小さなものに
入れ込むことで
驚かすというか、
「どうだい!」と
面白がっているように思えます。
『山の組曲』の編者が
其一を知っていたかは
分かりませんが、
多分、
「どうだい!!」だった
のかも。