本まるさんかくしかく Blog

古書販売の「本まるさんかくしかく」のオーナーブログです。 見た目の良さにこだわって、少し不思議だけど素敵なビジュアルの古書を趣味で集め、 気づけば、数千冊に。今では販売するまでになりました。ここで個人的な感想とともに 古書をご紹介していきます。

つきがみていたはなし / 作: もり ひさし、絵: きくちとしはる

つきがみていたはなし /

作: もり ひさし、絵: きくちとしはる /

こぐま社 / 1979年 / 217x305mm / 36ページ /

ハードカバー / 1,600円+160円=1,760円

は「本まるさんかくしかく」

で販売中です。

 

hon034.stores.jp

 

 

山の学校の庭では、

満月になると森の動物たちが一晩中、

遊んだり、踊ったり。

その楽しげな様子を

教室の窓から見ていた粘土や絵の動物たちは、

明け方、

山に帰っていく動物たちに、

小さな声で「またおいでね」といいました。

ところが嵐の去った翌日、

満月なのに動物たちはやってきません。

 

 

 

 

かなり、

地味な絵本。

 

 

 

 

夜の深いブルーに、

明るい月、

黒の動物たちのシルエット。

 

 

 

 

静かな夜のできごとに、

シックな木版画が、

イイかんじです。