シンメトリー / ヘルマン・ヴァイル (著) /
遠山 啓 (翻訳) / 紀伊國屋書店 /
1970年 / 155x215mm / 165ページ /
ハードカバー /
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
ギリシア文明から20世紀にいたる
さまざまな美術にふれつつ、
シンメトリーを丁寧に論じ、
そのなかにある基本構造が
「群」に他ならないと指摘し、
数学の一大分野である
群論を論じています。
という読者評を読みましたが、
たしかに、
門外漢にはかなり難しいもの。
それでも
70ほどの
モノクロ引用図録が
すべて美しく見えるのは、
数学的な支えが
あるからなのでしょうか。
この本を読み終え、
理解した人だけでなく、
読んでみようかな、と
入口に立っている
私にも
雪の結晶のカバーの
この本の佇まいは
たいへん美しく見えました。
ほんと。
目次
1 左右対称 001
2 平行移動の対称と回転対称
それに関連したシメントリー 039
3 装飾模様のシメントリー 081
4 結晶
シメントリーの数学的一般理論 117
付録
A 3次元空間におけるすべての
正確な有限回転群を決定すること 145
B 変格な回転をふくむこと 153
感謝のしるし 155
訳者 註 159
訳者あとがき 163