Der Zauberfisch /
Štěpán Zavřel /
Maria Francesca Gagliardi /
Annette Betz Verlag Munchen 1966 /
212x304mm Hardcover /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
「魔法のさかな」は
1999年に亡くなった
グラフィックアーティスト
シュチェパン・ザヴジェルの
もっとも初期の作品のようです。
物語前半のグリーン主体の画面から
後半は赤味主体の画面構成に
なっています。
スイミーとはまた違った色の流れ。
海の中なのに
新緑の森のようにさわやかな画面から
紅葉に燃えるような暖かな画面へ
と変化。
美しいイラストですね。
絵から飛び出した魔法のさかなが
大活躍の後、元の絵に戻る
という話なのですが、
登場する海藻やクラゲ、魚たちの
フォルムや 色使いは
まるで文様のよう。
ストーリーそっちのけで
大いに気に入ってしまいました。
そういえば、
かれはチェコ生まれだそうです。
なんでチェコでは
素晴らしい絵本の描き手や
映像作家がどんどん
出てくるのでしょう?