本まるさんかくしかく Blog

古書販売の「本まるさんかくしかく」のオーナーブログです。 見た目の良さにこだわって、少し不思議だけど素敵なビジュアルの古書を趣味で集め、 気づけば、数千冊に。今では販売するまでになりました。ここで個人的な感想とともに 古書をご紹介していきます。

「かたち」と「こころ」

紳士礼装の「かたち」と「こころ」/
川淵 勉 (著) / 繊研新聞社 2004 /
180x128mm /209ページ /
ソフトカバー /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。

 

 

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本書は
背広の本質や周辺の事項について紹介。
紳士服の中でも全ての服装のベースに
位置付けられている礼装を取り上げ、
エチケットとマナーを根底に据え、
礼装の基本的精神や日本の紳士服の
問題点を浮き彫りにして考察。

 

 

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式典&パーティなど、
服装、大いに悩みますよね。
ところが
礼装そのものを
知らないことに
原因があったのですね。

 

 

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筆者はいいます。
『原則は3つだけ。
まず時ありき、
礼装は2種類しかない、
みんなが同じ装いを。』

 

 

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ところで
職場の服装の自由化が
進行していますが、
気に入らないことも
増えてきました。
二つほど、
愚痴ります。


ノーネクタイの
テーラード・スーツ。

しないなら着なきゃいいのに!


私服の会社を
訪れて。

自分の家じゃないですよ!


普段着と仕事着の
境界線は
パーソナリティが
強いか弱いか。
礼服的かそうでないか
に近いように思えます。


本書では
守るべきことを
キチンと知り、
キチンと着こなし、
キチンと胸をはること。
改めて、学びました。
大事な良書です。