「ザ・ニュー・カラー・フォトグラフィ」 / サリー・オークレア著 は
「本まるさんかくしかく」で販売しております。
1970年代後半、アメリカの新しい世代の写真家たちが、カラー写真を表現の手段として利用していこうとする流れが定着していくようになります。
1976年にニューヨーク近代美術館で開催されたウィリアム・エグルストンの個展がきっかけとなり、多くの写真家たちがカラー写真を使い始めるようになりました。
このムーヴメントは、写真評論家サリー・オークレア著「ザ・ニュー・カラー・フォトグラフィ」のタイトルから、「ニュー・カラー」と呼ばれるようになります。
この本はニュー・カラー派と呼ばれるアーティストとその作品を
コンパクトだけれど、キチンと紹介した良書です。
私たちが気づいた時にはすでに当たり前であったカラー写真を
被写体へのアプローチや切り取り方の違いはあっても、
それを芸術まで高めていったアーティストたちの作品は
必見の価値があります。
見るたびに気持ちが高揚できる写真家たちを紹介します。
ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)、スティーブン・ショア(Stephen Shore)、ウィリアム・エグルストン(William Eggleston)、ソール・ライター(Saul Leiter)、リチャード・ミズラック(Richard Misrach)、ジョエル・マイヤーヴィッツ(Joel Meyerowitz)が代表的な写真家です。