本まるさんかくしかく Blog

古書販売の「本まるさんかくしかく」のオーナーブログです。 見た目の良さにこだわって、少し不思議だけど素敵なビジュアルの古書を趣味で集め、 気づけば、数千冊に。今では販売するまでになりました。ここで個人的な感想とともに 古書をご紹介していきます。

Young London ; Permissive Paradise / Frank Habicht

Young London ; Permissive Paradise /

Frank Habicht / 1969 / 313x257mm /

英文 / hardcover /

25,000円+2,500円=27,500円

は「本まるさんかくしかく」

で販売中です。

 

hon034.stores.jp

 

 

ポートベロー・ロードや

カーナビー・ストリートなど、

ロンドン中心部周辺で、

撮影された典型的な

60 年代モッズ・スタイル。

 

 

 

 

アンディ・ウォーホールの著作より。

 

「イギリスで59年か60年にはじまった

“モッズ”というファッション革命のことを、

ぼくらが最初にちゃんと聞いたのは

ニッキーからだった。

 

 

じっさいにフリルをつけた男物の

シャツ・ルックをはじめたのは

ニッキーだったかもしれない。

というのも、

彼はブルーミングデイルズで

カーテン用のレースを買ってきて

袖にたくし込んで付けたのだが、

みんなはそんなもの見たことがなかったので、

どこでその“すごいシャツ”手に入れたの?

と聞いていたのを覚えているからだ。

 

 

彼はぼくらに新しいメンズ・ファッション

丈の短いイタリアン・ジャケットとか、

つま先のどがった靴とか  

のことや、

いまやロンドンっ子たちは

上流階級とまじりあって

すべてがごっちゃでワイルドでおもしろい、

といったことを知らせてくれた。

 

 

ニッキーは、

イギリスにくらべるとこちらにはヤングはいない

アメリカのキッドたちは

少年からすぐにヤング・アダルトに

なってしまうけれど、

イギリスでは18、19歳のキッドがノッている、

ともかくノリはじめている、

といっていた –

それはひとつの新時代の区分け方だった。」

 

 

 

 

ロンドンは「寛容な楽園」、

だったんですねぇ。