チープ・シック
お金をかけないでシックに着こなす法 /
カテリーヌ・ミリネア (著),
キャロル・トロイ (著) /
草思社 1977 / 276x208mm /
190ページ /
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
1975年、
アメリカの2人の
女性ジャーナリストによって
書かれた本書は、
自分自身を生かす
新しいおしゃれの考え方について
提案しているようです。
ファッションメーカーの言いなりで、
流行に振り回されることを
良しとしない著者には、
服装とは自分自身で選びとり、
自身の生き方に沿ったもの
でなくてはならないらしい。
その視点で語られるスタイルは、
ベーシックを基本とし、
その大切さを踏まえたうえで、
アンティークやスポーツ・ウェア、
民族衣装などを楽しみながら
着こなしていくというもの。
いずれにしても、
服装に無駄な時間とお金を
かけないのが
モットーのようです。
300枚近い写真が
添えられていますが、
今となっては古臭くて参考には
ほど遠いように見えます。
本書が発売されてからも
すぐに
日本では街中が
カラスのように真っ黒になったり、
ブレザーだらけになったりで
チープ・シックとは
ほど遠い有り様だったようです。
2020年、
日本は流行に振り回されることが
好きな状態は続いていますが、
経験を愛着にかえることも
同時に出来たはずです
やっと
服装とは自分自身で選びとり、
自身の生き方に沿ったもの。
それを実践する入口に
立てたという感じでしょうか。
少なくとも
自分はそう思いますし、
街にはそういう方が
たくさん、いらっしゃいます。