Atmosfera Miro /
James Johnson Sweeney /
Fotoscop Spain 1959 /
210x210mm /95p /
First edition /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
「ミロの大気」というタイトルの
写真集です。
スウィーニーは序文に書いています。
『ミロの芸術は、
これが母国に深く根ざした芸術で
あることを考慮しない限り、
完全に理解することはできません。』
子供時代を過ごした場所、
カタルーニャの地の特性に
根ざしていること、
ミロの創造性と
カタルーニャとの関係性を
ビジュアルで問いかける
書籍のようです。
「面構(つらがまえ)」・「富士山」で
有名な日本画家:片岡球子はミロの作品から
自由奔放さを受け取ったと聞きました。
日本画に身を置きながらも
窒息死しそうな状況にあった彼女を
救い出したのはミロだったのですね。
ミロの大気とは
いつも
身体の表面から離れない
記憶と鼓動だったのでしょう。
そして、思い悩む彼を
励ましたはずです。
自分は
育った街の詳細は
思い出せませんが、
その輪郭と
そう、大気だけは
身体に染みついて
いるかもしれません。