アンドリュー・ワイエス展図録 / アンドリュー・ワイエスカタログ発行委員会
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。
少し前の話ですが。
5月16日まで、四谷三丁目の美術愛住館で
習作を多く含む40点が公開されて、
私も2回、見学にいきました。
1970年初頭、ワイエスは日本では
まったく無名でした。
アメリカの地方画家にすぎませんでしたから。
しかし、
小さな美術館に、
いっぱいの来館者でした。
ワイエスの人気のほどが
分かります。
テンペラ、水彩で描いているために、
清潔で暖かみのあるマットで
静かな画面が東洋画にも通じて、
こういう結果につながったとも
言われています。
地道に紹介し続けた人たちの
たゆまぬ仕事が
日本人の琴線に触れたのでしょう。
知らないことは
罪ではないですが、
気づくことに
福来ると
いつも思っています。