Tim Bavington: Paintings 1998-2005 /
Dave Hickey (著), Tim Bavington (寄稿) /
Steidl Mark Moore Gallery / 2006年 /
210x280mm / 125ページ / Softcover / 英文 /
978-3865212856 / 7,000円+700円=7,700円
は「本まるさんかくしかく」
抽象画とはいえ、
作品に画家の意図とか、
感情は表現されているように
思います。
バビントンは
12音階の音符を絵画に変換する
システムを作ったのだそう。
だから、
音楽のピッチ、音色、トーン、テンポが、
ストライプの色相、強度、値、幅となって、
現れるということらしい。
1960年代後半から
1980年初頭まで、
ロンドンで
ロックンロールに浸っていたバビントン。
ザ・ヴァーヴ、
そして後にオアシスとザ・ダークネスの音楽が
彼の絵画の基礎になっていると聞きました。
だとしたら、
作品の元ネタが
「レット・イット・ビー」です、
とか
「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」です
なんてことになったら、
見る側は
影響されないわけには
いきませんよねぇ。
ともあれ、
隣り合うストライプの間隔には、
音楽的テンポは感じるのです