猫と悪魔 The Cat and The Devil /
ジェラルド・ローズ / 丸谷才一 /
福音館1976 / Hardcover / 285x220mm /
000p / 初版 / 3,500円+350円=3,850円
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
このイラスト、
気に入ってます。
ローズは
他にも絵本を描いていますが、
本書ほどしっくりきません。
ですから、
猫のキャラクターを
気に入ったからかも。
それから、それから、
丸谷才一さんがテキストを訳しています。
これがまた、
文部省と真向対決姿勢を
貫いていて、
子どもたちが読んだら、
ビックリするかも。
そういう私も驚きましたが、
巻末に3ページにわたって、
「表記についてのあとがき」が
ガッチリ、書かれていました。
文部省の国語改革への批判ポイントは、
「言葉や文字は伝統的であることが合理的」
なのに、それに反対したということらしい。
- 歴史的假名づかひを採用してゐる。
- 漢字をちっとも遠慮しないで使ふ。
- 分ち書きをおこなはない。
以上が普通の絵本と、この絵本の
主な違いだそうです。
かなり、実験的なというか、
かなり、主張が気になる
絵本ということになってきました。
自身、
ビジュアルから入っていく方なので、
言っているほど気にはなりませんでしたが、
②③は賛成ですね。
こんなもんでイイでしょ、
なんて、
大人目線で子どもを
勝手に、扱うのは
本当に良くないと思う。
大脱線でしたが、
ジョイスのお話と
ローズのイラスト、
本当に良き絵本ですよ。