Giorgio Morandi 2003 / Margit Weinberg-Staber /
J&P Fine Art, Zurich / 2003年 / 145x160mm /
44ページ / Softcover / 3,000円+300円=3,300円
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
似たような壺やオブジェの静物画を
何枚も描き続けたモランディ。
好きですねぇ。
聞き間違いでなければ、
こんなことを彼は言ったそう。
「ピカソはつまらない。
同じ絵ばかり、描いている」
聞いた時、
それって、モランディさん、
あなたのことじゃないの?
なんて思っちゃいました。
それでも、
話には続きがあって、
「描き方は変えているけれど、
描いているものに変化はない。」
ということらしい。
モランディについては
評論家の方は言っていますね。
「壺やオブジェを数ミリ、数センチ、
動かした時に起こる劇的な変化、
思いもよらぬ揺らぎに
一生を捧げた静物画家。」
ということは、
自分を変えずに見え方を変えるのか、
見え方は変えずに自分が変わるのか、
ということなのかな。
自身は
モランディの静かな絵から
彼の擦り減らすような苦闘の跡は
汲み取ることの出来ません。
でも、いいんです。
ステキですから。