グラフィックデザイン 第21号
/ 編 : 勝見勝 ; アートエディター : 原弘 ;
文 : 剣持勇、河野鷹思 ; 表紙デザイン : 木村恒久 /
ダイヤモンド社 / 1965年10月発売 / 300x260mm /
89ページ / ソフトカバー / 3,000円+300円=3,300円
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
デザイン雑誌を
パラパラしていたら、
キレイなページを
見つけましたので
ご報告。
フォトグラムを用いた作品。
カメラを用いずに、
印画紙の上に直接物を置いて、
感光させる手法だそう。
マックス・フーバーさんの言葉。
形も大きさもとりどりな竹製の
大きなザル、小さなザルが、
日本では、日常の生活に用いられている。
それから、
マキスやスダレも、日本の家では、
独特な形で使われている。
そうした単純ではあるが、
典型的な品々で、
私は、グラフィックデザインを展開してみた。
費用のかかる写真ではなく、
フォトグラムで、二重三重に重ねて印刷にのせると、
ザルやマキスはさまざまの空間や価値に変貌し、
こうして、
伝統的な日本建築にみられるのにも似た、
多彩な網目スクリーンが出現した。
ともあれ、
どれも、キレイ。