スペースデザイン / 1981年5月号 /
特集ジオ・ポンティ1891-1979 /
鹿島出版会, 1981年 / 294×221mm /
120p / Softcover /
は「本まるさんかくしかく」
で販売中です。
「建築を愛しなさい」
イタリアの建築家 ジオ・ポンティを
知ったのは主宰する建築雑誌「Domus」を
見つけてからのことです。
またそこで発表したテキストを
まとめた「建築を愛しなさい」で
語られた言葉も心に残ります。
『この本は建築を愛する人、
文明を愛してやまぬ人のためのものであります。
建築を夢みる人、
文明を想い描く人のためのものでもあります
(すなわち夢でありましょうか?)。
建築に関する書物ではなく、
建築のための本であります。』
「Domus」カッコイイのです。
手元にある数冊を
紹介しますね。
本題の
スペースデザインの特集は
彼の60年に及ぶ、
デザイン史がたくさんの
ビジュアルで網羅されていて、
この一冊でポンティ通に
なれちゃいます。
そうそう、
彼はジノリのデザイナーだったって、
知ってました?
生きることがデザインで
デザインすることが
文明へのリスペクトだったんですね。
建築、家具、絵画、彫刻など、
ジオ・ポンティの
約60年にわたるデザイン活動を、
娘リサ・ポンティの解説で
年代を追い紹介する特集号です。
色彩や曲線を多用したポンティの
建築やプロダクトが紹介されています。
色彩や曲線を多用するも、
不思議なバランスでモダンに、
そして、スマートにまとまる。
次の時代を模索する現在だからこそ
再読する価値のある
一冊だと言われています。