砂丘・子供の四季 /
植田正治 / 朝日ソノラマ1978 /
210x215mm / hardcover /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
植田正治の代名詞的作品「砂丘」と、
そして四季の四部構成からなる
「子供の四季」で構成されています。
中央公論社映像の
現代シリーズからの「童暦」をもとに、
主に1948-1975年の作品から収録されています。
山岸章二による序文と
草森紳一によるあとがき。
最初に
植田正治を
知ったのは砂丘を
舞台にした広告写真だった
ように記憶しています。
それから
ずいぶん経っての
山陰旅行。
鳥取で砂丘に
踏み込んだ時の
非日常的体感は
大事な記憶になりました。
早朝で
かみさんと二人きり。
真夏の太陽は既に強烈で
空はより青く、
砂丘はより白く、
そして、なんも無い
不思議な空間に
私たちは居ました。
本書を眺めながら、
つくづく思います。
彼は
この偉大な舞台装置の
最高のお友達だったのですね。