石元泰博写真展 /
石元泰博 /
水戸芸術館現代美術センター2010 /
2010年10月8日発売 /
250x190mm 274p / softcover /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
水戸芸術館現代美術センターで
行われた石元泰博展に合わせて
刊行された図録カタログ。
高知県立美術館所蔵の作品から
構成されているそうです。
同美術館は石元作品のほとんどを
所蔵しています。
ご両親の故郷なんですね。
「シカゴ、シカゴ」から、
「桂離宮」などを経て、
「シブヤ、シブヤ」まで
網羅的に
経年順に
掲載されています。
アメリカで生まれて、
日本と行き来しながら
ノースウエスタン大学で建築を学んだあと、
シカゴ・インスティテュート・
オブ・デザインで写真を学んだそうです。
どの作品にも
感じられる
パンチ力、
見透かすような凝視力、
ダイナミックなフォルムは
彼の持ち味であり
気に入っている
理由でもあります。
それでも
日本的情緒を
あえて排除しているようにも
思えませんか?
日本的であることの
裏返しが彼の特徴なら、
ある意味、
日本的といえるのでしょうね。
隠そうと
振舞えば、
振舞うほど、
悟られてしまう。
と同じように。