William Eggleston: Paris /
William Eggleston ウィリアム・エグルストン /
STEIDL/Fondation Cartier 2009 /
Hardcover 293x233mm 183p /
は「本まるさんさくしかく」
で販売中です。
2009年に
パリのカルティエ財団現代美術館で
開催されたウィリアム・エグルストンの
展覧会「William Eggleston, Paris」に
併せて刊行された写真集です。
エグルストンのカラー写真は
ドローイングと呼応するように、
どれもカラフルでモダーンです。
近視眼的な写真が
多いように見えますが、
やはりエグルストンでした。
イラストも初見でしたので
うれしく見ることができました。
でも、
何か、
違和感があるのです。
パリだからでしょうか?
New color を求め、
アメリカを西へ向かった
彼の写真には
朽ちても
なお、
奔放な色があったように
記憶しています。
それは
コカコーラの瓶だったり。
思いがけない車の色だったり。
テーマパークのような街だったり。
なんといったらいいのか、
古新しいものと
いう感じ。
直に触ったことはないけれど、
話に聞いたことがあったり。
直に見たことはないけれど、
古い写真に写っていたり。
そんなような
聞き覚えある思い出までもが
入り込んでいたはずです。
パリだからでしょうか?
エグルストンだけど、
素敵だけど
しっくりこないのです。
でも
パリだからでしょうか?
赤いヒールの写真は
気に入りました。