The New Color Photography / Sally Eauclaire 編 /Abbeville Press 1981 /Softcover 228x252mm 288p /
1970年代後半、アメリカの新しい世代の写真家たちが、カラー写真を表現の手段として利用していこうとする流れが定着していくようになります。1976年にニューヨーク近代美術館で開催されたウィリアム・エグルストンの個展がきっかけとなり、多くの写真家たちがカラー写真を使い始めるようになりました。
このムーヴメントは、写真評論家サリー・オークレアSally Eauclaire著「ザ・ニュー・カラー・フォトグラフィthe new color photography」(1981)のタイトルから、「ニュー・カラー」と呼ばれるようになります。
エグルストン、マイヤーウィッツ、ギッリなどの
写真集をコレクションするきっかけを
くれた書籍がこの「New Color」です。
絵画のように美しい色彩に感動したと同時に、
その不思議な被写体にも共感したのを
覚えています。
2000年ごろです。
カラー写真は既に当たり前の時代でしたが、
全く違うものに見える高揚感でいっぱいでした。
カラー写真の可能性を信じて、
放浪と実験を繰り返した彼らに
至福という作品が舞い降りたのでしょうね。
そう思った時から、
財布にお金があれば、
彼らの作品集を
こつこつ収集しております。