本まるさんかくしかく Blog

古書販売の「本まるさんかくしかく」のオーナーブログです。 見た目の良さにこだわって、少し不思議だけど素敵なビジュアルの古書を趣味で集め、 気づけば、数千冊に。今では販売するまでになりました。ここで個人的な感想とともに 古書をご紹介していきます。

ホックニーの中国

チャイナ・ダイアリー / デイヴィッド・ホックニー 絵・写真 スティーブン・スペンダー 文 小沢瑞穂 訳 / 新潮社 1986 / Softcover 257x182mm 182p
は「本まるさんかくしかく」で販売中です。

 

 

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ホックニーが撮って描いた現代の中国、
詩人スペンサーとの合作による旅行絵日記。
香港、北京、西安、南京、杭州、上海など
中国各地を訪れた記録が
写真、絵、文章で綴られています。

 

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私は
2005年、夏だったでしょうか。
大型店舗出店のため、
施工責任者として、
上海にいました。


40年ぶりの猛烈な酷暑、
それに伴う停電の頻発で
店内はサウナ風呂状態。
スタッフが、
バタバタ倒れていく
壮絶な状況でした。


その時、上海で見たこと。
ほとんどホテルと
現場だけの往復でしたが。


・通りを歩く若い女性たちは高確率で「GAP」。
・日本でいえば銀座といえる通りに青空市場。
・街角の屋台で焼き饅頭が1元で4個以上。
・裏通りでまがい物が買い放題。
・中国の人はケンタッキー大好き。
・裏通りは赤い屋根の長屋、ちょっぴり怖そう。
・物乞いの人数が膨大。
・工事現場の人工がスーツ姿。
などなど。


2010年まで
中国のお仕事は続きましたが、
皆、本当にお洒落で
街もきれいに。
日本の20年を5年で
済ませてしまったように見えます。


それでも、
未来の成功を夢見る中国の人の
エネルギーは変わっていませんでした。

 

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2019年
ホックニーさんも見た
上海はどうなっているんですかね?