エミール・ノルデ Blumen und Tiere

EMIL NOLDE BLUMEN UND TIERE /

Martin Urban /

DuMont Buchverlag Koln 1980 /

305x330mm / 45 pages (Text) + 19 plates /

は「本まるさんかくしかく」

で販売中です。

7月に

いちど

紹介はしたのですが、

言い足りなくて。

大きな画集ですが、

おおらかな雰囲気が漂う,

花々と動物たちを水彩で

描いた作品19点と

ドローイング12点、

の最小限の収録。

戦時中、

「狂気、厚顔無恥、無能の産物」の

レッテルを貼られたノルデは

デンマークの国境に近い

Seebull のアトリエに籠り、

匂いで感づかれないよう、

水彩で25センチ以下の

小さな作品を1,000点以上、

描いたそうです。

ということは

本書のは

原寸大ってこと？

それと

本当でしょうか？

ナチスドイツの

宣伝相：ヨゼフ・ゲッベルスは

彼の花の水彩画が好きだったとか。

こんな

裏話を聞くと

嬉しいような、

かわいそうなような、

複雑な気分。

でも

そんなこと、

知ってても、

知らなくとも

花と動物たちは

とても

美しいのです。

Bravo、Kittens！（てじなしとこねこ）/ クロード・岡本

Bravo、Kittens！（てじなしとこねこ）/

クロード・岡本 / 福音館書店 /

1969年発売 / 英語 / 260x180mm /

 27ページ / ソフトカバー /

「こどものとも 89号 」

1963年8月号　の英語版

は「本まるさんかくしかく」

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絵本のあらすじ。

こうです。

小さな村にやってきた

手品師のおじいさん。

４ひきの子ネコは、手品の箱の中に

もぐりこんで眠ってしまいました。

翌日の手品は、箱から

子ネコがとびだして大失敗。

でも、

お客は大笑い。

人気の手品師に。

とにかく、

子ネコのキャラクターは

秀逸、

大事な絵本の一つです。

天才少年画家として活躍した

画家：クロード・岡本さんの

昭和30年代の作品です。

当時、原画を求めて

注文が殺到したそうです。

その後は

全く表舞台に登場していません。

何があったのでしょう？

気になります。

年若い時に

栄光を背負ったことのない

自分には分かりませんが。

英国の錬鉄解剖学/ ジョン・シーモア・リンゼイ

An anatomy of English wrought iron

英国の錬鉄解剖学/ J. Seymour Lindsay

ジョンシーモアリンゼイ/ Alec Tiranti 1964 /

English / 57 pages illustrations, 178 plates. /

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以前、

旧朝香宮邸の

スチームカバーの

話をしました。

建物の中でも

目を引きますし、

デザインも素敵です。

ですから、

カバーのような

柵、枠、扉、手摺など。

繊細な連続模様は

いつも

何かと気になります。

で、

金属製の装飾品の本は

多数、出版されていますが、

本書は

珍しい、

全編イラストです。

写真より、

もっと柔らかく、

もっと優しく、

そして、

自在に見えませんか。

津軽 / 富谷昌子

津軽 / 富谷昌子 / Hakkoda, 2013年 /

日本/英語 / 205x200cm |/ 80ページ /

| モノクロ/ ハードカバー /

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津軽の黒石出身の富谷昌子が

約10年の歳月を費やし

地元津軽の四季を

6×6フォーマットで

撮影しました。

東北が舞台の写真は

厳しく、

過酷で

暗い

先入観は経験上、

しかたありません。

でも

彼女の写真には

当たり前の景色を

美しく見せる

繊細な視点が

あるような。

故郷への愛と

写真家の譲れない手法が

本書の

なんだろ、

カッコイイ

ところに

思えてなりません。

Peanuts Philosopher The Meditations of Linus

The Meditations of Linus

ライナスの瞑想 /

Charles M. Schulz

チャールズ・M・シュルツ /

Hallmark; First Edition /

First Printing edition 1967 /

107x138mm / 52p 英語 / Hardcover /

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「ON FLOWERS」では

チャーリーが真剣に花占い中。

で、とうとうライナス、

「花が幸福な予言を

授けてくれるなんて、

信じないぞ！」。

チョット大人びた装幀、

キュートな手のひらサイズに

クスっと、哲学的名言。

痛んだカバーすら

カワイイ、

というのは

言い過ぎでしょうか。

Halmark社の"Peanuts Philosopher" 。

見返しにメッセージを書き込める

空欄の付けられたギフト用です。

こんなの見てしまうと

はや、Xmasが気になる？

かがくのとも ココアは、いかが?

ココアは、いかが? /

ふしぎなラベルのものがたり /

かがくのとも342号 /

油谷 勝海 作 /

功 写真 /

奥井 一満 原案 /

福音館書店 / 1997年9月発売 /

250x230mm / 28ページ /

ソフトカバー

は「本まるさんかくしかく」

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気にしていると

出会うもんです。

美しい写真、

かわいい女の子、

ふしぎ写真絵本。

ココアと少女の

限りなく続く

無限反復の世界。

となると

危険な合わせ鏡？

いやいや

未来、

異界とは

無関係な

ファンタジー

のようです。

科学的に

視覚的に

楽しみましょう。

実際、

街中、合わせ鏡状態は

たくさんあり過ぎて、

怖がっている暇も

ないのが本当の

ところじゃないかと。

エリザベス・ペイトン Elizabeth Peyton Ghost

Elizabeth Peyton: Ghost /

Elizabeth Peyton /

Hatje Cantz Pub; Bilingual版 2011

英語/ Hardcover 267x337mm 166p /

は「本まるさんかくしかく」

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エリザベス・ペイトンは、

1990年代半ばから人気なアメリカの画家です。

彼女は友人やボーイフレンド、

ポップスターの肖像画を手掛けています。

彼女は本人を前に、

ではなくて

写真を見ながら

描きます。

有名です。

写真と見比べたことが

ありますが、

似ているけど

違う人でした。

絵のほうが

より繊細だし、

より怪しいし

ちょっと、女っぽい。        

なんだろ、

何か

彼女フィルターには

中性化機能と

不思議な絵具が

備わっているのかも。

写真は基本、

見えた通りなんだけれど、

ペイトンの「変換」を見ていると、

絵って、

すごいなぁ、

コワイなぁ。

ということでしょうか？

本書後半、

少し粗いタッチの作品が収録されていますが、

こっちも好きになりそう。